2007年05月27日
陸上自衛隊 飯ごう2形
陸上自衛隊が正式採用している飯ごう2形の紹介です。
旧軍時代から使用されている飯ごう。
当時は食器として使用されおり直接火にかけて炊飯
するように出来ていませんでした。
それが明治31年にアルミニウム製の飯ごうが製造され
火にかけて炊飯することが可能となりました。
今で言う兵式飯ごうの原型で2食炊きが出来る物でした。
その後、昭和になると3食炊きが出来る九二式飯ごうが登場します。
何と通常の飯盒の中にもう一つ飯盒を入れ込む形式で外側の飯ごうで炊飯し、
内側の飯ごうで汁物や煮物が調理出来る物だったそうです。
そして陸上自衛隊も引き続き飯ごうを採用します。
旧軍で使用していた旧式飯ごう(2食炊き)と良く似たカタチの飯ごう1形を採用し、
その更新として飯ごう2形が新たに採用されました。
今回の飯ごう2形ですが官給品ではなく、防衛庁共済組合が
陸自仕様書にもとづいて業者に製造させ販売しているPX品となります。
ですがなぜか自衛隊官給品を表すサクラQマークが刻印されています。
それでは詳しく見ていきましょう。
ふた、中ぶた、本体の3つで構成されています。
それぞれの容量ですが、ふたが約670cc、中ぶたが約500cc、本体が約1200ccと
なっており一般に販売されている兵式飯ごうの半分ぐらいの大きさでミニ飯ごうといった
感じでしょうか。
本体内側の水量線は約700ccを表し2合炊きが可能ですが、
陸上自衛隊では実際に飯ごう2形を使って隊員各自が炊飯する事はありません。
主に野外での配給食で食器として使用したり戦闘糧食を入れておく容器として使用します。
使用例として本体に汁物、ふたと中ぶたにご飯やおかずを盛ります。
ご覧のようにふたの取っ手を中ぶたに引っ掛けて同時に持つことも可能。
ところで陸上自衛隊では個人装備のカトラリー(箸やスプーン等の食器)がなく
部隊が用意した割り箸が現場で配られます。
中には自前で購入したスプーンやフォークが付いたツールナイフを
持って行く隊員もいるようです。
最後に陸上自衛隊の教本に載っている飯ごう1形を使った炊飯及び副食の調理法を紹介。
1.炊飯
1食炊きの場合は、中ぶたに約1杯の米を水洗(ふたをして上下に振る)し、
水を飯ごうの3分の1(下の水量線)まで入れ、2食炊きの場合は、同じく約2杯の
米に水を3分の2(上の水量線)まで入れて浸透火にかける。
沸騰後5~6分してから逐次直火から遠ざけ、約5分後に火からおろし、逆立てに
して5~7分蒸らすと出来上がる。
炊飯にあたり着意すべき事項は、次のとおりである。
(1) 2個以上の飯ごうを並べてかける場合は、飯ごうの側面の凹部は凹部と、
凸部は凸部とを互いに向き合わせて、火が均等にまわるようにする。
(2) 炊飯中にふたを取ったり、中途で火からおろさない。
(3) 飯ごうから汁が吹き出し終わったら、逐次火力の弱い所に移す。
(4) ふたを棒で軽くたたいて、重く鈍い音がするまでは、火からおろさない。
2.副食の調理
飯ごうによる副食の調理は、通常簡単な献立(調理済食品等)を適用する。
そういえば最近キャンプで、飯ごうを使って炊飯してないな~。
簡単なアルファ米ばっかし使ってるし・・・。
旧軍時代から使用されている飯ごう。
当時は食器として使用されおり直接火にかけて炊飯
するように出来ていませんでした。
それが明治31年にアルミニウム製の飯ごうが製造され
火にかけて炊飯することが可能となりました。
今で言う兵式飯ごうの原型で2食炊きが出来る物でした。
その後、昭和になると3食炊きが出来る九二式飯ごうが登場します。
何と通常の飯盒の中にもう一つ飯盒を入れ込む形式で外側の飯ごうで炊飯し、
内側の飯ごうで汁物や煮物が調理出来る物だったそうです。
そして陸上自衛隊も引き続き飯ごうを採用します。
旧軍で使用していた旧式飯ごう(2食炊き)と良く似たカタチの飯ごう1形を採用し、
その更新として飯ごう2形が新たに採用されました。
今回の飯ごう2形ですが官給品ではなく、防衛庁共済組合が
陸自仕様書にもとづいて業者に製造させ販売しているPX品となります。
ですがなぜか自衛隊官給品を表すサクラQマークが刻印されています。
それでは詳しく見ていきましょう。
ふた、中ぶた、本体の3つで構成されています。
それぞれの容量ですが、ふたが約670cc、中ぶたが約500cc、本体が約1200ccと
なっており一般に販売されている兵式飯ごうの半分ぐらいの大きさでミニ飯ごうといった
感じでしょうか。
本体内側の水量線は約700ccを表し2合炊きが可能ですが、
陸上自衛隊では実際に飯ごう2形を使って隊員各自が炊飯する事はありません。
主に野外での配給食で食器として使用したり戦闘糧食を入れておく容器として使用します。
使用例として本体に汁物、ふたと中ぶたにご飯やおかずを盛ります。
ご覧のようにふたの取っ手を中ぶたに引っ掛けて同時に持つことも可能。
ところで陸上自衛隊では個人装備のカトラリー(箸やスプーン等の食器)がなく
部隊が用意した割り箸が現場で配られます。
中には自前で購入したスプーンやフォークが付いたツールナイフを
持って行く隊員もいるようです。
最後に陸上自衛隊の教本に載っている飯ごう1形を使った炊飯及び副食の調理法を紹介。
1.炊飯
1食炊きの場合は、中ぶたに約1杯の米を水洗(ふたをして上下に振る)し、
水を飯ごうの3分の1(下の水量線)まで入れ、2食炊きの場合は、同じく約2杯の
米に水を3分の2(上の水量線)まで入れて浸透火にかける。
沸騰後5~6分してから逐次直火から遠ざけ、約5分後に火からおろし、逆立てに
して5~7分蒸らすと出来上がる。
炊飯にあたり着意すべき事項は、次のとおりである。
(1) 2個以上の飯ごうを並べてかける場合は、飯ごうの側面の凹部は凹部と、
凸部は凸部とを互いに向き合わせて、火が均等にまわるようにする。
(2) 炊飯中にふたを取ったり、中途で火からおろさない。
(3) 飯ごうから汁が吹き出し終わったら、逐次火力の弱い所に移す。
(4) ふたを棒で軽くたたいて、重く鈍い音がするまでは、火からおろさない。
2.副食の調理
飯ごうによる副食の調理は、通常簡単な献立(調理済食品等)を適用する。
そういえば最近キャンプで、飯ごうを使って炊飯してないな~。
簡単なアルファ米ばっかし使ってるし・・・。
Posted by tsuyo4 at 23:46│Comments(3)
│クッカー
この記事へのコメント
お久しぶりです。ひらぽんです。・・・懐かしい部品ですね。熱パッの時に食堂に行けなくて二日間使った思い出が、蘇ってきました。見た目は、小さいですが、なかなかどうして結溝食べ物が入るんですよね。民間の飯盒と大きさは一緒ですか・・・・そういえば一度も飯盒で炊いて食べた事ないですね。
しかし、よくご存知ですよね、、、まさか・・・・・・・・
しかし、よくご存知ですよね、、、まさか・・・・・・・・
Posted by at 2007年05月28日 22:46
どうもtsuyo4です。
またまた懐かしいでしょう。
私は、あんまり使った記憶がないのですが。
キャンプではよく丸型飯ごう使って炊いてました。
丸型のほうがそら豆型(兵式)飯ごうより使いやすかったですね。
熱パッの時、そうそうあの時は飯ごう2形が弁当箱代わりでした。
ホンマ、懐かしいですわ。
え~飯ごう2形の大きさですが民間の飯ごうの半分くらいの大きさです。
飯ごう1形は民間と大きさが一緒。
昔、払い下げの1形持っていたんですがあまりにもボロかったんで会社の
同僚にあげてしまいました。
今回リクエストに答えて陸自モノ紹介しましたが、はっきり言って
ネタ不足です。
後2回ぐらいでしたら陸自モノ出来ますのでお楽しみに!!。
またまた懐かしいでしょう。
私は、あんまり使った記憶がないのですが。
キャンプではよく丸型飯ごう使って炊いてました。
丸型のほうがそら豆型(兵式)飯ごうより使いやすかったですね。
熱パッの時、そうそうあの時は飯ごう2形が弁当箱代わりでした。
ホンマ、懐かしいですわ。
え~飯ごう2形の大きさですが民間の飯ごうの半分くらいの大きさです。
飯ごう1形は民間と大きさが一緒。
昔、払い下げの1形持っていたんですがあまりにもボロかったんで会社の
同僚にあげてしまいました。
今回リクエストに答えて陸自モノ紹介しましたが、はっきり言って
ネタ不足です。
後2回ぐらいでしたら陸自モノ出来ますのでお楽しみに!!。
Posted by tsuyo4 at 2007年05月29日 00:21
こんばんわ。陸自もの楽しみにしてますね。私も昔親父とキヤンプ兼釣りに行った時、飯盒で炊きお焦げだらけで美味しくなく鍋式にしましたら、凄く上手く出来ましたので、それ以来鍋式で御飯お炊いてます。でも、大きいのが、難点。飯盒と理論は同じなんですがね、、、、次回のネタ楽しみにしてます。
Posted by at 2007年05月31日 20:52
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